ひのうた。

昨夜眠れずに手癖だけで書いたものです。

彼女があの砂丘から、ずっと忠を尽くしていたかった人のそばから消えた そのあとのお話。

 

Quiet's Themeからいっぱい言葉をひっぱってきてます。

というかあの歌に沿って書いたものです(^^;;

創作っていうか詩です!!!うん!!!ほぼそうだ!!!!!!

 

かなり感情的な文章なので、

TPPのEXTENDED SoundTruckの”The First And Last Words”を聞きながら読むことをおすすめします…

ばっちこい!!!!!っていう方だけどうぞ…(_ _).。o○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾多の季節を繋ぐ 幾千の言葉

いつかの 或りし言葉たち

蒼い海と 風が空を凪いでは 遠き遠き日の 川が流る

 

私の言葉 私の呼吸 私の生命…

そのすべてが この地を巡る

この地に澄み渡る 水になって

 

私は 雨になる

 

そうしてやがて

 

あなたの肌に

 

あなたの髪に

 

その 哀れとも美しい左眼に。

 

いつだってそばにいる。

 

 

 

あなたの すぐ そばに。

 

 

 

 

 

Light song.

 

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静かな場所だ。

 

 

十日間、彼女は 歩いて 歩いて 歩いて、この場所に辿り着いた

雨の或る土地を求めて、そして あらたなる静寂を求めて 私は歩いてきた…

 

ひとが、ぽつ  ぽつ

子供たちの声が 鈴の音のようにこだまする

ちいさな村  辺りには緑と光が溢れている

 

 

 太陽。

 

 

そこかしこに花が揺れて ひとつ ひとつが凪いでいる

風が その花びらを その頬を やわく撫でては吹きぬける…

 

 

 花。

 

 

あてもなく ただひたすらに歩いてきた彼女には、

帰る家も ずっと隣にいてくれたひとも もう なんにもない彼女には、

これからの”私”を生きる場所として、

じゅうぶんすぎる場所だった

 

 

私は すべてを手に入れ すべてを 失った。

 

 

足もとに影が迫る

重く 湿った気配が近づいて みんな すこし空をみて

鼻先に ゆるい睫毛に  ちょっぴり冷たい雫がはねる

 

 

雨。

 

 

ぼろぼろのブーツを投げすて

裸足 水たまりの上を 躍る、跳ねる!

髪をほどいて 大地を掬って

私のぜんぶに 雨が染み 光と水が きらきら煌めく

 

おもいだす、彼女は想い出す

言葉ではない その日々のことを

 

 

  過去。

 

 

もう 私は あの場所へは 帰れない。

 

 

ふいに彼女は 鋭くしなるナイフを取り出して

その切っ先を 左手で束ねた髪に重ねる

 

水に濡れた私の髪がひとふさ 風に乗って 闇に溶けていく

 

二回、三回、もう一回。

そこには 音もなく静かに ただ静かに過ぎる時だけがあった

 

 

髪を切るたびに私は思い返した

彼らが 彼が 私に与えてくれた 声 言葉 表情…

言葉ではない、それら

 

 

 

 愛。

 

 

 

彼女にまた 静寂がかえってきた。

 

私はここから この生命を

わたしのために 歌っていく

 

 私の生命。

 

 私の呼吸。

 

 

彼女はまた この地に還って来た!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 先日 髪を切りに行ったときに思い浮かんだ話です。

オセロットと和平は髪を伸ばしますが(もしかしてめんどくさいだけ…?)、

彼女は未練なくばっさり切りそう、と勝手に考えておりまして…。

 視点とかぐちゃぐちゃだし日本語成り立ってないし、でっっっっかい読みづらい文章ですが、

彼女のお話は どうしても書いておきたかったんです…。許せクワイエット…

 

 監督曰く彼女は死んではいない、と。

 

 自分で言うのはなんですが、私は彼女のこと大好きなんです。

ほんとに、なんていうかもうほんとに。

 

だから野島さんが彼女を燃やしちゃったときも

いや、彼女は生きてる って、根拠もなく本気でそう思ってました。

 

半分はたぶん意地で、半分は本気で。

 

でも なんか いまも 生きてるような気がするんですよね…クワイエット。

 

 このお話とは別に、TPP発売前に何気なく『静寂』という短い詩を書いたんですが、

その詩の季節は7月最後の日の昼間、つまり野島クワイエットのお別れと正反対の季節なんですね。

 でも なんかやっぱり7月なんですよ。私のなかで 彼女は未だ 7月最後の砂漠に佇んだまま。

 

 永遠の空白がどう、未完成がどう、未だに喚く方いらっしゃると思うんですけど、

Vはほんとに創り手が 遊び手に物語を還すっていう、なんていうかとんでもないことをされた物語だと思うんです。

空白があるって、そこに何にも”ない”んじゃないし、

そこは私たちが自由に考えていいよってことだと私は受け取りました。

 

 制作上の都合とか、K⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎との関係がどうとかあると思います、

でもこんなことって、映画とか音楽とか本とかにはできない、ゲームにしかできないことだと 思うんです。

 

 それを 監督やコジプロはゲームそのもので示してくれた。

 

 

 ええと、、何がいいたかったかというと、こんなゲーム他にないぞってことです。

公式がほんとに神レベルだから(ほぼそうだ)、最後は公式にはっきりさせてほしかったって、

そんな考えは全くなかったというと嘘になります。

 

でも この空白がなかったら

すべてが綺麗に閉じられていたら

 

それ以上のものは得られなかったし、きっとなにも残らなかった。

時間とともに薄れて、物語もMEMEも本当に消えて無くなっていたかもしれない。

空白があるから前に進める、ってこういうことかな、と私は思ってます。

 

 それから、人生は失うばかりじゃない、ということ。

発売前は私も、なんかこう悪に堕ちたあと光を掴むのかとか、

人物や物語の最後に明るい進展があるのかとか予想してたんですが、そうじゃなかった。

この空白こそが  人生は失うばかりじゃないんだよっていうことなんだと思います。

盛大な勘違いかもしれません。

でもこういうことしてくる監督、いい意味でほんとに頭おかしいと思うし、もう大好きです。

 

 

 

 だらだら書いてたら意味わかんない文章になりました。ジャンピング土下座です。

近くにメタルギアのことを真剣に話せる人がいなくて溜まってたんです…すみませんつい………

 

 

 

 

Twitterでもちょこっと呟いたんですが、

 

このVの物語も、ヴェノムさんの意志と身体も、クワイエットの生命も

本当は終えるはずだったものを 繋ぎとめられて

復讐と報復のために生かされるっていう点がなんか似かよってる気がして、

なんていうかこう いい、と思います(スミマセン語彙がないんです…)。

 

 

あと最近考えてたのは、

 

クワイエットがいなくなってしまうことを 皆どうしてこんなにも悲しんでるのか。

それはまあ、めちゃんこ可愛いですし仲良くなりますし、ですけど…

実は私は彼女のことをなにも知らない。

ほかの人物と違って、過去も、名前も、その声すら別れのときまで知らなかった。

それなのにどうして、こんなにも痛むのか。

 

 

 

”私が彼らと共有した言葉は、いや それは言葉ではなかった。”

 

 

 

この言葉の”意味”を考えようとしたときに、『あっ、そうか。』ってなりました。

たぶん、彼女が最後に辿り着いたひとつの答えと、私たちが感じてるこの痛みは

同じなんですね。

 

 

言葉ではない。

 

 

 

うん、なんとなくわかるきがする。

 

 

以上自己満足の創作とあとがき(?)でした。

読んでくださってありがとうございます、またぼちぼち吐き出していくと思うので

気が向いたら読んでやってください。

 

ひとあし早いですが、

 

 

 

 

メリークリスマストレンジラブ!!!!!!!!!(自爆)

 

 

長谷

 

 

 

 

p.s. 作業BGMはRetrieving the Token→The First And Last Words→Quiet’s Themeでした。

  Stefanieさんまじ女神…写真集欲しいよう…サンタさーーーん!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


和平の口に熱々のじゃがバター  まるまる一個つっこみたい。